事務局からチラシの追加がありましたので、掲載します。
大雪の山々も冠雪し、山麓でもじきに雪虫が飛び交うことと思われます。
当会の2020年度の活動も以下の3イベントとなりました。2021年度の活動につきましては、2021年2月13日(土)に会員会議(総会に当たります〉を予定致しており、会員相互の発言をもっとうに会議の運営を致しております。概ね2020年度と同様な活動を提起して参りたいと存じますが、ご提案事項等大歓迎です。
つきましては、その折りに是非ご出席たまわり、貴重なご意見を頂ければ幸いです。
今後とも宜しくぉ順いいたします。
当面の活動は以下の通りです。
① サケ遡上見学会 10月18日(日) 9:00~12:00
あさひかわサケの会事務局 福地 090-1303-9141 申し込み
② おいしいサケクッキングⅠ 10月25日(日) 11:00~14:00
神楽公民館申し込み 0166-61-6194
③ おいしいサケクッキングⅡ(トバづくり) 11月8日(日)
※会員申込10月19日~30日
※一般申込10月20日~30日
ツインハープ橋下にサヶが遡上してきております。「サケGuide」のチラシをご参考に是非ご見学ください。
※ 産卵床もできております!
また。11月1日(日)に人工産卵床造成のイベントが予定されております。
雌サケに代わって「産卵床」をつくり「25,000粒の発眼卵」を埋設するための「ゆりかご」を造成いたします。
場所は石狩川本流の栄園橋付近(比布町)です。ご興味のある方は是非ご参加ください。
作業時間帯 9:00~14:00位まで ※暖かな服装・特長靴(胴付があると最高)
持ち物:昼食・飲料水 剣先スコップ・三本鍬・丈夫なバケツ(金属製が望ましい)・鋤簾・鶴嘴等
集合場所は 栄園橋付近を予定しておりますが、参加されます人数にもよりますので、後日ご連絡いたします。
お問い合わせ・お申し込みは、
あさひかわサヶの会事務局 福地 090-1303-9141 fnjwp883@yahoo.co.jp
サケのガイドしています!
サケ遡上見学会
おいしいサケクッキングⅠ
おいしいサケクッキングⅡ ~『市民鮭トバづくり講習会』~

学習講演会 『神楽岡公園の自然』
2月16日(日)に開催されました2020年度会員会議における記念講演「サケマスを捕食するヒグマの生態」(講師:小宮山英重氏)の講演記録が小宮山氏のご厚意により、作成することができました。
許諾を頂き公開します。下の画像をクリックするとPDFファイルが開きます。
サケマスを捕食するヒグマの生態
事務局から案内がありました。
表形式にしてお知らせします。
時季 |
行事・活動 |
実施日 |
春 |
人工産卵床モニタリング |
1/16 1/30 2/6 2/20
3/5 3/19 |
まなびピアあさひかわ(パネル・サケ稚魚展示)
|
2月8日(土)・9日(日) |
学ぼうサケのふしぎ(会員会議・記念講演会) |
2月16日(日) |
サケ稚魚放流会
- 忠別川 忠別川の自然に親しむ会主催(後援)
※準備 3月19~21日予定
- 愛別川 サケ稚魚放流会愛別釣りクラブ・交流
- 第37回サケ出発式とカムイノミ
※準備 3月28日(土)
|
- 3月22日(日)
- 3月29日(日)
予定
- 3月29日(日)
|
夏 |
春の川クリーンウォーク(河川散歩とゴミ拾い)
※午後から成吉思汗を囲み、環境保全について語り合う
|
5月23日(土) |
愛別石垣山山開き(石垣山観光協会交流) |
7月12日(日) |
学ぼう川のはたらき(河川環境の学習会) |
7月19日(日) |
みどりの回廊展(パネル展)
|
6月下旬か7月上旬に
実施 |
「サケ」を知って「サケ業内人」になろう(サケの不思議講座) |
8月16日(日) |
秋 |
さけのふるさとを訪ねて
(遡上河川訪問) |
9月19日(土) |
石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾い)
|
9月27日(日) |
カムイチェプ・ノミ(実行委員会) |
9月27日(日) |
神楽市民交流センター祭
|
10月3日(土)・4日(日) |
おいしいサケクッキングI(Circle体験) |
10月11日(日) |
サケ遡上見学会(Circle体験) |
10月18日(日) |
サケガイド実施 |
10/10 17 24 25 31
(土・日) |
産卵床・ホッチヤレ調査 |
9/24
10/1 8 15 22 29
11/5 (木) |
冬 |
CoCoDe祭(パネル展示)
|
中 止 |
おいしいサケクッキングⅡ(トバづくり) |
11月8日(日) |
サケのゆりかごづくり(人工産卵床づくり) |
11月1日(日) |
環境関係団体合同望年会 |
11月27日(金) |
発眼卵の埋設 |
12月13日(日)予定 |
2021年当初の行事 |
人工産卵床モニタリング |
2021/1月 2月 3月 |
まなびピアあさひかわ(パネル展) |
2月6日(土)・7日(日)
未確定 |
2021年度会員会議&記念講演会 |
2021/2月13日(土)
予定 |
事務局から「さけの稚魚の放流に関するお知らせ」が届きました。
先にチラシで案内しました、例年この時期に行っております「さけ稚魚の出発式(放流)」ですが、今年度は、新型コロナウィルス感粂拡大防止のため、中止することとなりました。
「さけゼミナール」の皆さんによって飼膏された稚魚は、セレモニーは行わず、下記の要領で放流のみを行います。ご了承下さい。
記
日 時 2020年3月29日(日)10:00~11:30
場 所 ツインハープ橋下の忠別川左岸(医大側)
放 流 上記の時間帯に鮭の稚魚をご持参いただき指定の場所に放流をお願い致します。
現地にはスタッフがおります。
連絡先 090-9432-6572(橋詰)
(平日は夜6時~9時)
その他 放流をされる方は、マスク等の対策をしておいで下さい。
「サケ出発式&カムイノミ」のチラシ
サケ出発式&カムイノミ


2月16日(日)神楽公民館(旭川市神楽3条6丁目)で開催されました。
記念講演と会員会議(総会)の2部構成です。
Ⅰ 記念講演
テーマ:サケマスを捕食するヒグマの生態
講師:小宮山英重さん(野生鮭研究所所長)
講師プロフィールから
1949年東京生まれ。
1969年、北海道大学農学部入学とともにあこがれの北海道に住む。
在学中は山岳部員として知床連山登山を体験、以来、知床に魅せられ川と魚の研究をはじめる。大学院に進んだ後、1974年札幌市の豊平川サケ科学館学芸員として研究を続け、豊平川カムバックサーモン運動でも中心的な役割を果たす。
1990年標津サーモン博物館に主任学芸員として招かれ、日本で初めてサケが自然産卵する池と水路を設計し、世界で初めてメスのシロザケを淡水で飼育することに成功する。
2003年に標津町職員を退職し、野生鮭研究所を設立し所長を務めている。
現在おもに春~夏は道内各地でイトウを、夏~翌年春までは知床を中心にサケ・マスの調査を行ない、川とそこにすむ魚の不思議を追いかけて研究を続けている。
「川にいると機嫌がよくて顔がちがう」といわれるほどの川好き。
<人間ビジョン「サケ先生の特別授業」、北海道人「生命の連なる場所知床半島」から引用>
昨年に続いてのご講演、旭川では、これまで4回ほど講演を行っています。
講演では、ルシャ川に遡上するカラフトマスを捕食するヒグマの貴重な映像で紹介いただきました。
ヒグマとの接し方、共生の在り方。
観察者(人)もルールを守ることが必要と話されました。
Ⅱ 会員会議(総会)
2020年度の活動計画が承認されました。
2020年度活動方針
石狩川を野生のサケのふるさとに!
1.運動の目標
1)河川環境とサケの調査を通して、野生サケの回復を進展させます。
2)サケの不思議講座、サケガイドを充実して、市民の関心とモチベーションを高めます。
3)会員の自発的な取り組みと創意工夫によってイベントを盛り上げ、市民参加を高めます。
4)会員を200名以上にして、運動の輪を広げます。 ※現在181名
2.主なイベント
1)春の行事
① 学ぼうサケの不息議(サケ講演会)…2月16日(日)
② まなびピアあさひかわ(パネル展・サケクイズと稚魚展示)…2月8日(土)、9日(日)
③ 人工産卵床モニタリング …2月・3月
④ サケ出発式(稚魚放流会)とカムイチェプ・ノミ …3月29日(日)
2)夏の行事
① 春の川ぷらぷら散歩&ジンパ(河川観察)と石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾い)…5月
② 学ぼう川のはたらき(川・河川の学習講演会)…7月
③ みどりの回廊展(パネル展)…8月
④「サケ」を知って「サケ業内人」になろう(サケの不思議講座)…8月
3)秋の行事
① サケGuide(見学市民向け)…9~10月
② サケを見つけよう(産卵床・ホッチヤレ調査)…9月~11月
③サケを迎える(カムイチェプノミ〉…9月
④ 石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾い)…9月
⑤ さけのふるさとを訪ねて(川訪問)…9月
⑥ 神楽市民交流センター祭(パネル展示・サケクイズ)…10月
⑦サケ遡上見学会(神楽公民館Circle体験入門)…10月
4)冬の活動
① CoCoDe祭(パネル展示・サケクイズ)…11月
② おいしいサケクッキングI(トバづくり)…11月
③ おいしいサケクッキングⅡ(神楽公民館Circle体験入門)…11月
④ サケのゆりかごづくり(人工産卵床づくり)…11月
⑤ 発眼卵の埋設 …12月
⑥ 人工産卵床モニタリング …1月
3.連携活動
1)大雪と石狩の自然を守る会(さけゼミナール)
2)あさひかわ自然共生ネットワーク
3)北海道サケネットワーク
4.その他
1)NPO法人(Not for Profit Organization):(特定非営利活勣法人)化を目途に、認定・運営条件等を整備し、「2021年度会員会議」に諮れるよう取り組みます。
2)出前授業(サケ学習)の実施を推進します。
3)安定的な運営を目指して、各種助成金等の取得に向け取り組みを強化します。
2月2日(土) 神楽公民館(旭川市神楽3条6丁目)で開催されました。
記念講演と会員会議(総会)の2部構成です。
Ⅰ 記念講演
テーマ:野生鮭の魅力-その2
講師:小宮山英重さん(野生鮭研究所所長)
講師プロフィールから
1949年東京生まれ。
1969年、北海道大学農学部入学とともにあこがれの北海道に住む。
在学中は山岳部員として知床連山登山を体験、以来、知床に魅せられ川と魚の研究をはじめる。大学院に進んだ後、1974年札幌市の豊平川サケ科学館学芸員として研究を続け、豊平川カムバックサーモン運動でも中心的な役割を果たす。
1990年標津サーモン博物館に主任学芸員として招かれ、日本で初めてサケが自然産卵する池と水路を設計し、世界で初めてメスのシロザケを淡水で飼育することに成功する。
2003年に標津町職員を退職し、野生鮭研究所を設立し所長を務めている。
現在おもに春~夏は道内各地でイトウを、夏~翌年春までは知床を中心にサケ・マスの調査を行ない、川とそこにすむ魚の不思議を追いかけて研究を続けている。
「川にいると機嫌がよくて顔がちがう」といわれるほどの川好き。
<人間ビジョン「サケ先生の特別授業」、北海道人「生命の連なる場所知床半島」から引用>
テーマにその2とあるのは、今回が会員会議での講演が2度目であることから。
講演では、シロザケ、イトウ、オショロコマ、などの産卵の様子、特徴などを貴重な映像で紹介いただいた。
Ⅱ 会員会議(総会)
2019年度の活動計画が承認されました。
2019年度活動方針
石狩川を野生のサケのふるさとに!
1.運動の目標
1)河川環境とサケの調査を通して、野生サケの回復を進展させます。
2)サケの不思議講座、サケガイドを充実して、市民の関心とモチベーションを高めます。
3)会員の自発的な取り組みと創意工夫によってイベントを盛り上げ、市民参加を高めます。
4)会員を200名以上にして、運動の輪を広げます。 ※現在151名
2.主なイベント
1)春の行事
① 学ぼうサケの不息議(サケ講演会)…2月
② まなびピアあさひかわ(パネル展・サケクイズと稚魚展示)…2月
③ 人工産卵床モニタリング …2月・3月
④ サケ出発式(稚魚放流会)とカムイチェプ・ノミ …4月1日(日)
2)夏の行事
① 春の川ぷらぷら散歩(河川観察)と石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾い)…5月
② みどりの回廊展(パネル展)…6月
③ 学ぼう川のはたらき(川・河川の学習講演会)…7月
3)秋の行事
①「サケ」を知って「サケ業内人」になろう(サケの不思議講座)…8月
② サケGuide(見学市民向け)…9~10月
③ サケを見つけよう(産卵床・ホッチヤレ調査)…9月~11月
④ サケを迎える(カムイチェプノミ〉…9月
⑤ 石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾い)…9月
⑥ さけのふるさとを訪ねて(川訪問)…9月
⑦ 神楽市民交流センター祭(パネル厩示・サケクイズ)…10月
⑧ サケ遍上見学会(神楽公民館Circle体験入門)…10月
4)冬の活動
① CoCoDe祭(パネル厩示・サケクイズ)…11月
② おいしいサケクッキングI(トバづくり)…11月
③ おいしいサケクッキングⅡ(神楽公民館Circle体験入門)…11月
④ サケのゆりかごづくり(人工産卵床づくり)…11月
⑤ 発眼卵の埋設 …12月
⑥ 人工産卵床モニタリング …1月
3.連携活動
1)大雪と石狩の自然を守る会(さけゼミナール)
2)あさひかわ自然共生ネットワーク
3)北海道サケネットワーク
4.その他
1)NPO法人(Not for Profit Organization):(特定非営利活勣法人)化を目途に、認定・運営条件等を整備し、「2020年度会員会議」に諮れるよう取り組みます。
2)出前授業(サケ学習)の実施を推進します。
3)安定的な運営を目指して、各種助成金等の取得に向け取り組みを強化します。
2月3日(土) 神楽公民館(旭川市神楽3条6丁目)で開催されました。
記念講演と会員会議(総会)の2部構成です。
Ⅰ 記念講演
- テーマ:サケとヒグマがつなぐ森と海
~環北太平洋域の生態系と北海道~
- 講師:間野 勉さん(北海道立総合研究機構環境科学研究センター自然環境部
講師プロフィールから
野生動物と人間の適切な関係の構築を求めて、調査研究活動を行っています。生物学の領域だけでなく、社会・経済領域にも踏み込んだ状況の把握と解決策の提案を心がけています。
淡水域と海域を回遊する遡可(そか)回遊魚であるタイへイヨウサケ(Oncorhynhus spp.)は、北太平洋域に広く分布する。現在量が多く、1990年代以降の年間漁獲量は、80~100万トンに達し、人類にとっても重要な漁業資源となっている。
一方、ヒグマは極ツンドラ、北方針葉樹林から温帯林、草原、半砂漠、高山など北半球中緯度以北の多様な生息環境に分布する。その中で、環北太平洋地域に分布するヒグマの体サイズは最大級であるが、その要因として豊富に遡上するタイヘイヨウサケを利用することが挙げられている。体サイズはヒグマの多産性に影響することから、タイヘイヨウサケの利用は、この地域のヒグマ個体群の存続においても、重要な意味を持つ。
1990年代以降の研究によって、海陸間の物質の移送に遡可回遊魚の果たす役割の重要性が明らかとなった。以前は、陸域から河川を流れて海域へと流出するという 一方向の栄養素の流れが考えられていた。しかしこれに加えて、回遊中に成長したタイヘイヨウサケが産卵のために母川に遡上し、クマがサケを利用することで陸上に引き上げることによって、海域から陸域へと栄養素が移動し、流域の森林生態系にも大きな影響を与えていることが判明している。
日本の主要なタイヘイヨウサケであるシロザケ(O.keta)は、オホーツク海、ベーリング海、アラスカ湾を含む海域を回遊することから、北太平洋の広大な海域の栄養素を移送することができる。
講演では、北太平洋域における研究と共に、北方領土を含む北海道における近年の研究による知見も紹介し、北海道の生態系系における海陸間の物質循環の重要性について考える機会としたい。
Ⅱ 会員会議(総会)
2018年度の活動計画が承認されました。
2018年度活動方針
石狩川を野生のサケのふるさとに!
1.運動の目標
1)河川環境とサケの調査を通して、野生サケの回復を進展させます。
2)サケの不思議講座、サケガイドを充実して、市民の関心とモチベーションを高めます。
3)会員の自発的な取り組みと創意工夫によるイベント企画を通じて、市民参加を高めます。
4)会員を200名以上にして、運動の輪を広げます。 ※現在 111名
2.主なイベント
1)春の行事
①学ぼうサケの不息議(サケ講演会)2月
②まなびピアあさひかわ(パネル展と稚魚展示)2月
③人工産卵床モニタリング 2月・3月
④サケ出発式(稚魚放流会)・カムイチェプノミ 4月1日(日)
2)夏の行事
①春の川ぷらぷら散歩(河川観察)と石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾い)5月
②北海道サケ会議(北海道サケネットワーク総会:旭川大会) 5月
③みどりの回廊展(パネル展)6月
④学ぼう川のはたらき(川・河川の学習講演会)7月
3)秋の行事
①「サケ」を知って「サケ業内人」になろう(サケの不思議講座)8月
②サケGuide(見学市民向け)9~10月
③サケを見つけよう(産卵床・ホッチヤレ調査)9月~11月
④サケを迎える(カムイチェプノミ〉9月
⑤石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾いと河川観察)9月
⑥さけのふるさとを訪ねて(川・施設訪問) 9月
⑦神楽市民交流センター祭(パネル厩示) 10月
⑧サケ遍上見学会(神楽市民交流センターCircle体験入門) 10月
⑨おいしいサケクッキングI(トバづくり) 10月
4)冬の活動
①おいしいサケクッキングⅡ(神巣市民交流センターCircle体験入門)11月
②サケのゆりかごづくり(人工産卵床づくり) 11月
③発眼卵の埋設 12月
④人工産卵床モニタリング 1月
3.連携活動
1)大雪と石狩の自然を守る会(さけゼミナール)
2)あさひかわ自然共生ネットワーク
3)北海遭サケネットワーク
4.その他
1)NPO法人格取得のための調査研究を継続し、取得に向け取り組みます。
2)NPO法人に適した運営費の捻出方法を検討していきます。
3)出前授業(サケ学曹)の実施を推進します。
4)安定的な運営を目指して、各種助成金等の取得に向け取り組みを強化します。
2月4日(土) 神楽公民館(旭川市神楽3条6丁目)で開催されました。
 寺島代表 |
 あさひかわサケの会 記念講演会 会員会議 2017.02.04 |
記念講演
寺島代表による挨拶と講師の上田宏さんの紹介に続き、上田さんから、サケがどのようなメカニズムで生まれた川に帰ることができるのか、次の事項について説明されました。
講演:「サケが生まれた川に帰る不思議」
講師:上田宏さん |
 上田宏 さん |
プロフィール
北海道大学大学院水産学研究科博士課程単位取得退学、
日本学術振興会奨励研究員、
産業医科大学助手・講師、
米国NIH奨励研究員、
北海道大学水産学部附属洞爺湖臨湖実験所助教授、
道大学北方生物圏フィールド科学センター・大学院環境科学院教授 |
講演内容
- 日本の太平洋サケの種類と生活史
- 稚魚の母川記銘のメカニズム
- 親魚の母川回帰のメカニズム
- 母川のニオイ成分
- 日本のサケ人工ふ化放流事業
- 新しい人工ふ化放流技術の試み
|
 謝辞 2017.02.04 |
まとめ
- 太平洋サケの稚幼魚はふ化場から放流されると脳-下垂体-甲状腺ホルモン系が活性化し、母川水のニオイいが記憶される。親魚は脳-下垂体-生殖腺系ホルモンが活性化して産卵回遊を開始し、母川水のニオイいを想起してふ化場に回帰する。
- 母川水のニオイいは、バイオフィルムが放出する溶存遊離アミノサン(DFAA)でほぼ説明できる。稚魚が降河する春と親魚が遡上する秋で数年間、変化しないDFAA組成をサケは嗅ぎ分けることができる。
- 日本の太平洋サケは、先人達が築いた世界に誇れる人工ふ化放流事業により生産され、重要な水産資源となっている。稚幼魚の放流尾数は変化しないのに、親魚の回帰数が減少している。
- サクラマスの幼魚にDHA含有飼料を1週間経口投与し、新月に放流すると親魚の回帰率が、従来の3~10倍高まった。
- シロザケは、稚魚が体重1gで河川に放流され、数年後には3~4kgになって98%の精度で母川回帰する夢のような魚である。今後ともサケの持続的生産に役立つように微力ながら努めたい。
|
レジメ

会員会議(総会)

後藤誠二さん
後藤誠二さんが議長に選出され、事業活動報告が承認され、事業活動計画が審議決定されました。
決定された2017年度の活動方針は次の通りです。
1.運勣の目標
石狩川を野生のサケのふるさとに!(運動の合い言葉)
1)会員を200名以上にして、運動の輪を広げます。
2)サケの「不思議講座」、「サケガイド」を充実して、市民の関心とモチベーションを高めます。
3)会員の自発的な取り組みと創意工夫によってイベントを盛り上げ、市民参加を高めます。
4)河川環境とサケの調査を通して、野生サケの回復を進展させます。
2.主なイベント
1)春の行事
①学ぼうサケの不思議(サケ講演会)…2月
②まなぴピアあさひかわ(パネル展と稚魚展示)…2月
③人工産卵床モニタリング…2月・3月
④サケ出発式(稚魚放流会)・カムイチェプノミ…3月
⑤春の川ぶらぶら散歩(交流と散策)…4月
2)夏の行事
①さけのふるさとを訪ねて(川・施設訪問)…5月
②石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾いと河川観察)…5月
③みどりの回廊展(パネル展)…6月
④学ぼう川のはたらき(川・河川の学習講演会)…7月
⑤「サケ」を知って「サケ案内人」になろう(サケの不思議講座)…8月
3)秋の行事
①サケを迎える(カムイチェプノミ)…9月
②石狩川クリーンウォーク(ゴミ拾いと河川観察)…9月
③神楽市民交流センター祭(パネル展示)…10月
④サケ遡上見学会(神楽市民交流センターCircle体験入門)…10月
⑤サケGuide(見学市民向け)…10月
4)冬の活助
①おいしいサケクッキングⅠ(トパづくり)…11月
②おいしいサケクッキングⅡ(神楽市民交流センターCircle体験入門)…11月
③サケを見つけよう(ホッチャレ調査)…11月
④湧水・伏流水調査…11月
⑤サケのゆりかごづくり(人工産卵床づくリ)…11月
⑥発眼卵の埋設…12月
⑦人工産卵床モニタリング…1月
3.連携活助
1)大雪と石狩の自然を守る会(さけゼミナール)
2)あさひかわ自然共生ネットワーク
3)北海道サケネットワーク
4.その他
1)NPO法人格取得のための調査研究を継続していきます。
2)拠出金(通信費該当)を廃して、「会費」設定の方向に向け検討していきます。
旭川サケの会事務局の福地様から6日&8日に予定されていたた「ウチダザリガニ捕獲」調査が、20・22日に延期して実施されることになったとの連絡をいただきました。
以下に添付文書を掲載します。
ウチダザリガニ(第2回)↑クリックするとPDFファイルが開きます。